練習問題-18


『頼山陽書翰集』徳富猪一郎.木崎愛吉.光吉元次郎編

寒蘭開花申し候。獨り看て惜しむべきのみ。両君御来賞下され候はゝ、此花を空しくせず候。
再び風雅のお誘いです。
一字不読は、ずっと以前から気に懸けていた不明字です。
今となっては、どの文書で見たのやら覚えておりませんが...
文脈に従えば、御来臨、御来賁、御光来、といった意味の語を思い浮かべます。
不読字に続く字は「至」か「玉」か明らかならず。

では、答を見ます。


79字中、誤読2字(2.53%)でした。
まぁ仕方ないでしょう。

 
「御擧玉」画像、聞いたことのない語です。調べてみましたが、どうも類例見当たらず。「擧」字はこの字体画像ですか?『中華字海』に載っているようです。昔調べて分らなかったのも無理からぬことです。