大学で古文書を勉強したことを今でもよく覚えています。その時さほど熱心に取り組まず、後々になって真面目に勉強することになるとは夢想だにしませんでした。
生来の凡骨にて古文書というものを全く読み切れず、一つ一つ読めない字を克服しようと思い、この記事を立ち上げました。問と答とを分けてありますので、興味のある方は試みに読んで下さい。
庚子四月十三日因陽隱士識
古文書を読むとなれば、本来文面について考察すべきです。しかし文字すら読めないようでは、到底文面を考察することなどできません。取り敢えず、練習問題は文字の判読に重きを置いて話を進めます。
練習問題の記事は、はじめに読む古文書の写真を掲げます。私はそれを読みます。無論答を見ておりませんし、解読字典の類いは用いないようにしています。試験と同じです。読み終えたら答を見て、誤読の検討及び雑感を少々記します。そして最後に、古文書の背景を知るための解説を掲げます。
実践問題の記事は、答の無い古文書を読みます。
古文書探訪の記事は、なにかしらおもしろいと思える古文書、私蔵する所の古文書を掲げて判読します。