一見して簡単そうなものを選びました。
しかし、いざ読んでみると怪しいところあり、さて合っているでしょうか。
御来儀という言は知りませんした。
あまり読むことのない時代のものですから、そういう言い方もあるのかと。
今回も文字の判読に重点を置いて答に進みます。
花押の上に實名「重友」と書いてあるようです。
知らずにこれを読めというのは難しく、私は花押の一部だと思っていました。
次に文面について、解説に額面通り読むと解釈が苦しく、なにか熟議を要することではないか、などゝ記されています。
私は単純に、古織殿が来るから貴方が少々遅れようとも待っている、と見えました。文面以上のことを推測するには材料が足らず、これといって解釈に苦しむところもないのでは?と凡人には量り兼ねます。