練習問題-5

再び頼山陽書翰です。
山陽翁の手跡は読むこと難しく、以前から苦手なものゝ一つ。どうにか克服したいと思っています。
反対に、山陽翁の手は読みやすい、得意だという方もきっといるでしょう。




『頼山陽書翰集』徳富猪一郎.木崎愛吉.光吉元次郎編

再三再四、読み返しました。
このような具合です。



前段は著作の話、後段は易に基づく話(夫婦のこと)でしょうか、易を絡めた話しに着いて行けませんでした。
文中:(春田)横塘 宛所:(篠崎)承弼

早く読めない字を知りたいので答に進みます。



『頼山陽書翰集』徳富猪一郎.木崎愛吉.光吉元次郎編

  
山陽翁の自注「今日達也」、「也」字は後出に同じと氣付かず「申候」と読みて誤り。
「昨日御状」、「状」字迂闊。
「忝拜見」画像、「忝」字はやゝ変則。
「参合」画像、「合」字もまた変則(画像)。
一見「空」。
「草彙」画像、「彙」字は草体を見慣れず失着。
「小生なとは」、このくだり小竹翁の氣を害さぬかとハラハラします。
「金蘭墨」、「蘭」です間違えました。
「草彙」、再び「彙」字。
「中孚の節」、易は学生時代に一度読みましたがどうも迂遠です。

  
「伺候故」画像、そうでしょうか?。
「而東」。
「囊中」。
「内に居す」画像、「壽」字をひらがなと思わず。
「此圏」画像、「圓」か悩み。
「戀々」。
「芝居」。

   
「吾瑟不調」画像、「琴瑟不調」の方が正しいのでは?(追記、たとえば「練習問題-11」の「春琴」画像字を見ても明らかに「琴」字の形、また古語に従っても「琴瑟」とすべきところ)
「夫妻同作」、「夫妻合作」の誤植か。
「と有」画像、見えますか?
「可羨」画像、たしかにそうです。
「楚玉」。

 
「奉煩也」画像、答「候」字脱落。
「捜出申度」画像

  
「御心付られ可被下候」画像、「可被下候」は基本です、間違えました。
「不底豫候こゝは真顔の言也」。
「所欲言非一悵々」画像、この辺りはいかにも漢文調です。「欲」字に見えますか?連綿してやゝ変則、「練習問題-4」の「欲」字画像を参照。

  
漢詩部は文脈を読めず見たまゝを書き込みました、当然誤り頻出。
「閨中清課煎氷紈」、「煎」字は答の方が違っていて、「剪」字で良いかもしれません。
「夫冩篔簹」画像、普通に暮らしていれば一生見ないかもしれない「篔簹」。
「成雙絶」画像
「倚肩看」画像、「看」字この形は把握しておりませんでした。

内容が氣に懸る方へ、解説部を掲げて置きます。

解説

『頼山陽書翰集』徳富猪一郎.木崎愛吉.光吉元次郎編